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事前にAの家に行くとは言うてあって 、
この日のために後輩に指輪選びに付き合ってもらったりもした。
ピンポンを押す手が震える。
「 はーい 、寒いから早く中入って〜 笑 」
「 なんや邪魔者扱いか？笑 」
「 ちゃんと彼氏扱いだから大丈夫 、笑 」
俺いつも通りの会話できてるんかなってちょっと不安になったり。
「 ご飯出来てるから食べよ？ 」
「 おん 」
何度も来ているはずのAの部屋やけど、やっぱり緊張する。
Aには悪いけど、正直食事の味もわからへんほどに緊張してた。
「 ねぇ、淳太 」
「 ...ん？ 」
「 仕事でなんかあったの？今日おかしくない？ 」
Aに指摘されてしまうほど、俺はいつも通りではないらしい。
「 なんもないで？大丈夫 」
「 そっか、私の気の所為だね 笑 」
「 せやな 、俺の事好き過ぎるんちゃう？笑 」
「 なんでそうなるの 笑 」
もう付き合って結構経つけど、付き合いたてのカップルみたいな会話をした。
もうすぐ 、この食事が終わったら言う。
そう決心して食べ進めた 。
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作者名：あぼかど。 | 作成日時：2018年12月27日 3時
