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さとひら ページ5
・(平野紫耀×佐藤勝利)
「次は、King&Princeです」
ステージの様子を楽屋の
モニターで観覧する。
曲はHello春色で神ちゃんを
抱っこして出てくるのは
「しょお」
俺の好きな人。
いつから
どうして
好きになったかなんて覚えてない。
ただ、一つ分かるのは、俺がどれだけ
想いを抱いても紫耀には届かないって事だけ。
「しょーり?」
「………そおくん」
「どうしたの?泣きそうな顔をして。
あっ、King&Princeだ。平野君カッコイイよね」
顔を近づけてモニターを覗き込んで
そうつぶやく松島。
分かってる。
誰が見ても紫耀はカッコイイ。
紫耀が褒められるのはうれしいのに
なんでこんなに悲しいんだろう。
視界が滲んでモニターの紫耀が
ぼやけて見えた。
「勝利……」
「ハハッ」
そんなの決まってる。
紫耀の隣は俺なんかよりいい人がいる。
悩んで苦しむのが、もう馬鹿らしくなって
壊れたように笑みを漏らした。
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作者名:みるく | 作成日時:2018年4月13日 22時