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大ちゃんは、うーん、とわざとらしく顎に手を当てて考え始めた。
俺らを誘うなら前もって考えをまとめておくべきだろうに…この人はノープランすぎる。
「やっぱりあの力を借りるしかないか」
しばらくて、閃いたのかパチンっと指を鳴らし、ニヤっと笑いながら大ちゃんは言った。
「あの力?」
「酒だよ酒。酒なら、弱いいのちゃんは簡単に酔わせる事が出来るし」
「それじゃ結局襲ってるようなもんじゃん」
「そういう事に使うんじゃなくて…例えば悩みを解決してあげるから飲もう?みたいな。いのちゃん悩んでることありそうじゃない?例えば……俺たちが変、とか」
大ちゃんの言う通り、俺らが伊野尾ちゃんを困らせているのは事実かもしれない。あの短期間でメンバーから押し倒されるとか……俺なら悩むどころじゃないだろうし、そう考えると伊野尾ちゃんは…
「僕たちが思う以上に困ってるかもね」
向かいで知念が言う。
「そ、だから…もう俺の言いたい事、わかるよね?」
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それからの大ちゃんの行動は早く、気づけば伊野尾ちゃんを俺らとの飲みに誘っていたし、日程まで全て決めていた。
あの時、大ちゃんは俺を出迎えた時の笑顔を貼り付けて言った。
『悩んでるなら解決してあげないと…ね?』
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お久しぶりです。お久しぶりすぎてもはや覚えてないかもしれませんごめんなさい。
そして突然ですが名前を変えさせていただきました。本当に意味はないんですが…今の名前に飽きてしまったので…笑 とりあえずはこの名前で、これからもよろしくお願いします。(猫が好きなのでにゃこ…意味が分かりません)
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なな - もう続きは書かれないのでしょうか?(泣)待ってます!!! (2021年9月15日 11時) (レス) id: 41fdc5cbed (このIDを非表示/違反報告)
み - 短編集含め、全てのお話拝見致しました!全部好きですが、ymin、arinのお話が特に好きです。これからも更新楽しみにしています! (2020年12月14日 23時) (レス) id: 5a02e817dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃこ | 作成日時:2019年11月18日 23時