─珍しい人からの ページ6
sideA
ただいまの時刻朝の5:30
いつもならまだランニングしている時間だが
今日は朝早くから予定があるので
もうメイクもしているし服も着替えた
あとは朝ごはんを食べるだけ
朝ごはんまでダラダラしよ
prrrrr
「っびっくりした！」
急に電話がなりタップしてみると
"楠木さん"という文字が
少し背中に緊張がはしった
楠木さんから電話なんか滅多にない
楠木さんは私のことを気遣ってくれているのか
メールも電話も緊急事態の時にしかしてこない
誰かになにかあったんじゃないかと恐る恐る通話ボタンを押す
「もしもし」
楠「もしもし、A？
朝早くにごめんね」
「いえいえ、全然大丈夫です！
楠木さんから電話なんて珍しいですね！
なんかあったんですか？」
嫌な予感がしてわざと明るく振る舞う
楠「A、落ち着いて聞い欲しいんだけど」
あぁ、やっぱり誰かになんかあったんだ聞きたくないな
楠「ジャニーさんがもう長くない
お医者さんの話では今日が山場で今日持つか持たないからしい」
「っ」
衝撃で言葉が出なかった
だってあのジャニーさんが死んじゃうかもしれない
嘘でしょ
先週電話した時は元気だったじゃん
なんで、どうして
楠「A！A！A！！
大丈夫？落ち着いて
ジャニーさんがAと話がしたいって
テレビ電話に切り替えるね」
そう言われ、訳分からずテレビ電話に切り替えた
そこに写ったジャニーさんの顔は私の知ってるジャニーさんとは全くの別人だった
ジャニーさんと最後に会ったのは半年前ジャニーさんが仕事でアメリカに来た時
その時とはうってかわって顔は痩せ細り、唇は青紫になっていた
ジャ「A久しぶりだな顔見るのは
本当に美人になったな
出会った時は可愛らしい女の子だったのに今では美しい女性だな笑
僕はねA出会った時ﾋﾞﾋﾞｯっときたんだよ
この子を輝かせたいって」
ジャニーさんは細々しい声で喋り始めた
嬉しいことばかり言ってくれる
何か言わなくちゃ、ちゃんと思ってるいることを私も伝えなくちゃ
そう思うが言葉でない
ジャ「僕がレッスンやライブに顔を出すと一番に駆け寄ってきてくれて
今日のAはどうだったって聞いてきて
褒めたら
Aジャニーさんに褒められたらもっと頑張れるって満面の笑みで言ってきて
そんなAを見て僕も次も期待してるっていつも言っていた
だけどその言葉がAを追い詰めしまっていたんだよね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 411人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
糸山露子(プロフ) - 早く続きが読みたいな (5月12日 5時) (
レス) id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：s | 作成日時：2022年10月15日 1時
