00話 ページ1
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「·····角名倫太郎です」
2年に進級して、今は自己紹介。
大体知ってるからいいや、なんて思って机に突っ伏していた。
でも教室に凛と響いたイケボで眠気が吹っ飛んだ。
_誰だそのイケボは。
ちょっとの好奇心で組んでいた腕から頭を上げると教卓の前に立っている彼が目に入ってきた。
整った顔、切れ長の目、形のいい唇、癖のある髪。
その容姿はまるでチベットスナギツネにそっくりだ。
背もスラッと高くて180は余裕で超えてるだろう。
しかもイケボときた。
そんな彼に女子の目は釘付けである。
「え、イケメン」
思わずそう呟いてしまってあわてて口を手で覆う。その時、彼とパチッと目が合った。
_え、聞かれた?誰にも聞かれないような声だったけど。
と思ったら見ていた視線は私よりちょっとずれてて、
彼は私の隣___確か、よくかっこいいと噂を聞く宮双子の片割れをじいっと見ていた。
_いや、確かに1限目から早弁してる宮片割れが気になるのは分かるけど、そんなに見る?
2人は何か接点があるのだろうか。
「(···もしかしてそういう関係···?)」
なんて思うほど彼はじいっと見ているのである。
パチリ
「、え」
今度こそ、彼と本当に目が合った。
_どうしよう。流石に彼を見すぎだったかな
そう戸惑いつつも向こうは中々目を離さない。
宮片割れに向けていた視線を今度は私に向けているのである。
私もなんだか目を逸らすのは勿体ない気がして、その目をじっと見た
一瞬だったか、それよりも長い時間だったのか感覚が分からなくなるほどその目に吸い込まれた気がした。
途端、彼はフッと目を細め微かに微笑み、自分の席へと戻っていった。
_ちょっとだけ、鼓動が速くなって、頬が熱くなった。
「···角名倫太郎くん···か、」
誰にも聞こえない声で呟いてみた。
その日はその微笑んだ顔が頭から離れず、あまり集中出来ない1日だった。
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えむ。(プロフ) - 梦雨さん» コメントありがとうございます…!ハイキューで話を書くのは初めてで上手く表現できないところもあったのですが、そのような言葉を頂けて私としてもとても嬉しいです!ありがとうございます! (2021年9月9日 23時) (レス) id: 55ec986793 (このIDを非表示/違反報告)
梦雨 - すごく素敵なお話でした…!!最高でした、面白かったです!! (2021年9月9日 19時) (レス) id: 508416840e (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - カラメルさん» コメントありがとうございます!!沢山数のある作品の中でこの話を選んで読んでいただけたことがとても嬉しいです!!テスト勉強は無理のない程度に、、!!主ももうすぐテストなのでお互い頑張りましょうね!! (2020年11月9日 18時) (レス) id: 55ec986793 (このIDを非表示/違反報告)
カラメル - 完結おめでとうございます!今、テスト期間中で…何か癒しを!と思って選んだ作品がこれでした。角名くんかっこいい!かっこよすぎる!こんな素晴らしいお話を書いてくださり、ありがとうございました!テスト頑張ります(^^) (2020年11月9日 17時) (レス) id: c0968ba8e8 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - わぁぁ!!嬉しい言葉をありがとうございます!!完結までのあと少し、応援してくれると嬉しいです、、!!頑張ります!! (2020年10月24日 18時) (レス) id: 55ec986793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々 | 作成日時:2020年8月18日 23時