【HQ!!】俺らのマネはかわいい関西弁が使えないらしい【青葉城西】

10話やで ページ11

及川side


〜翌朝〜





ｶﾞﾗﾗｯ






及川
「はざーっす。」





部員達
「「おはざーっす！」」






あ、そうだ。


今日からうちの部活にはマネージャーがいるじゃん。


それも可愛い子が。




さてさて、Aちゃんは………






あれ、





居ない…?







及川
「Aちゃんは?」






花巻
「あー、まだ来てないみたいだぞ。早いし寝てるんじゃないか?」





マネージャーになったとはいえまだ初日。


朝練に遅れるのは仕方がないか。








及川
「よし、集ご───」



A
「遅れてすみませんっっ!!」







部員達
「「!?!?」」







及川
「Aちゃん!おは………」









扉の方を見た時そこに居たのは───









──少し明るい色をした髪をおろした、









──A。









A
「ん?皆どしたん?」









・・・








部員達
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」




花巻
「お、お前、それ、!!!」




松川
「A、嫁に来い」




金田一
「助けて下さい!!国見が死んでます!!」




矢巾
「し、心臓マッサージだ!!」





及川
「ちょっと岩ちゃんどうにかして……って岩ちゃん!?なんでフリーズしてるの!?」





A
「ちょ、なんなんアンタら!?」





及川
「A!!早く髪結んで!!」





A
「はぁ!?っあーもう!!分かったから!!」






Aは手馴れた手つきで髪を結った。



髪がするんと手から離れふわりと揺れる。






A
「ん、これでえぇ?」







松川
「いやうなじがちょっと」





花巻
「色っぽいですね」






A
「何ハゲになればええん?だれかバリカンちょーだい」





国見
「早まるな」







渡
「えっと、それで髪はどうしたんだ?」






A
「寝坊した」ｷｯﾊﾟﾘ





及川
「素直でよろしい」








その後練習を始めてもAちゃんはよくあくびをしていた。




口元を抑えもせずそれはまぁ豪快に。





でも、口を閉じたあと少し目が潤む様子は度々部員達の手を止めた。









国見
「明日からモーニングコールするか?」





A
「ウチびっくりチ〇ン耳元で鳴らされないと起きられないから大丈夫」






金田一
「毎朝大変だな?」

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