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#35 ページ34
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じゃあ今度こそ帰ろっか、とおかしそうに笑う優吾に速歩きで着いていった。
すると、くるっと振り返り、急にこっちを向く。
「ねえ、一つ思ったこと言っても良い？」
「なに？笑」
「ってことはさ、Aはまた前みたいにデートしたいって思ってくれてるってことでいい？」
いたずらっぽく笑いながら言った。
かああっと顔に熱が集まるのが分かる。
図星過ぎて恥ずかしい。隠そうとしていた本心がバレてしまい、頷くしかない。
「じゃあ、これからも誘うから。」
「…はい。」
「俺頑張るからさ、もっと頑張らせて。」
「…頑張ってください」
「はーい笑」
ああなにこれ。
今日一日とはまた違うときめきが一気に押し寄せてきて、もう胃もたれしそう。
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年5月12日 18時
