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#44 ページ44

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頭が真っ白になった。


愛おしいものを見る目で私を見るその表情は、事故の日のものと重なる。




過去に戻ってきて3ヶ月弱。


待ち望んでいた言葉をやっともらって、この3ヶ月弱の苦しかったことが全部チャラになるくらい、嬉しくて。涙が今にも流れてしまいそうで。


ぜんぶ、報われた気がした。









「たいが、」


「うん、ごめん。……こわかった」


「…」


「ずっとこわかったんだけど、もう我慢しないから」


「え…？」









これからは自分の気持ち、我慢しない。


大我はそう言って、私の頬を撫でて微笑んだ。




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作者名：飴宮 | 作成日時：2024年2月21日 17時

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