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#116 ページ16
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明日卒業式終わったら話したいことある
樹わかった
教室に迎えに行く
これを見て、夏未は更にニヤニヤしだした。
「楽しみ〜」って、完全に楽しんでる。面白がっちゃってる。
「何て言うの?」
「…いや、別に、好きだったんだよねって。それだけ。」
「付き合ってくださいって言わないの?」
「言わないでしょ。言い逃げするだけって。」
「えー」
そして、急につまんなそうな声。なんだよ、やっぱり私がふられるのがそんなに楽しみなの?
すると急にその話題をやめて、今度は高地くんとの惚気話が始まった。
「優吾免許撮ったからさ、春休みは旅行に行くの〜」
「へえ」
「めっちゃ楽しみ!」
「…へえ」
「僻むなよ非リア。」
「うざあ」
いつものノリで話し込んでいたら、担任がやってきて、最後のホームルーム。
そのまま式に臨み、私達は高校を卒業した。
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作者名:飴宮 | 作成日時:2022年9月11日 17時