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「すげ、去年もこんなに豪華だったっけ」
「なんか今年はいつもよりすごい気がするね」
お互い花火に視線が釘付けになって。目を合わせず、ノールックで会話をする。
周りには誰もいなくて。まるで２人だけの世界みたい、なんて。
「なあ、A？」
「んー？」
急に真剣な声。なに、さっきとぜんぜん違うじゃん。
でも二人共花火に目を奪われたままで。樹もそのまま話し出した。
「俺さ、美容師になりたいの。」
「…へえ、」
「だから、専門学校行こうと思ってて。」
「そうなんだ。」
幼稚園から、なんならその前から一緒にいた私達。
幼稚園から高校まで、ずっと同じところに通ってきた。高校だって別のところにできたのに、樹が無理して私に合わせてきたの。すごく嬉しかったのを覚えてる。
だから、もしかしたら、大学まで一緒なんじゃないかってちょっと思ってた。
でも、将来の夢ができたなら、仕方ないよね。寂しいけど、でも応援したい。
「応援してる。」
「おう」
「…」
ドーンドーンと、大きな音で華やかに光る花火。
ちょっと泣きそうになって、慌てて上を向いた。
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飴宮(プロフ) - akikumaさん» コメントありがとうございます♡ 楽しみにしててください！🎶 (2022年8月26日 19時) (
レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - どんな変化が起きるのか…気になる！気になる！続編楽しみにしてます！！ (2022年8月26日 18時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年8月15日 17時
