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#31 ページ31

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スマホをジャージのポケットに入れて、あとは手ぶらで家を出た。


樹たちはもう椅子やら何やらの準備に取りかかっていた。


でも私が手伝ったところで足手まといにしかならないのは分かっているから、黙った見ていることにする。









「Aー!?」


「なに?」


「あんた樹にアイス奢ってもらったんだって!?」









私が来たことにママが、鬼の形相でこっちに歩いてきて。…樹の野郎、チクったな。


ニヤニヤしながらこっちを見ているだけのこいつ。ムカつく。









「だって、樹が奢ってくれるって言うから…」


「もー!だからってだめ!!」


「…だめなの?樹パパ?」









でも甘いな、樹。こういうとき私は樹のパパを使う。


パパは基本、樹より私に弱いし甘いから、こうやって上目遣いといつもより可愛く出す声を使いこなせば、勝てる。


学習しないねえ、ほんと。









「樹、Aにアイス奢るくらいしてやれよ。男だろ」


「おいA!!!」


「んふふ」









さっきまで怒っていたママも、「もー」って笑って終わった。樹はくっそーって悔しそうにしてる。ふん。


そんなこんなで、毎年夏に行われる私んちと樹んちの合同バーベキューが始まった。




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飴宮(プロフ) - akikumaさん» コメントありがとうございます♡ 楽しみにしててください!🎶 (2022年8月26日 19時) (レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - どんな変化が起きるのか…気になる!気になる!続編楽しみにしてます!! (2022年8月26日 18時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飴宮 | 作成日時:2022年8月15日 17時

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