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なんだかんだあって、もう高校3年生の生活がスタートした。新しいクラスになって一週間が経ったけど、正直慣れるも何もない。
私は文系の日本史を選択していて、二年からのメンバーがガラッと変わることもないから、見慣れたメンツばっかり。
1年から仲のいい
今日も、いつもどおり樹の自転車の後ろに乗っけてもらって登校した。そしていつもどおり教室に入ると、一目散に夏未が近寄ってきた。珍しい。
「A!荷物置いて!ちょっときて!」
「え、うん、?」
普段はかなりドライな性格の夏未。こんなに熱くなっているというか、感情的になっているのは、すごく稀なことだからちょっと驚いた。
言われた通り、荷物を机の上において。手を引かれて、されるがままに着いていって。
連れてこられたのは、旧校舎の階段の踊り場。ここまで人のこないところに連れてきてまで話したいことって、一体…?
「あのさ、落ち着いて聞いてよ?」
落ち着いてるけど。なんなら、貴方のほうが落ち着けてないけど。
適当に返事をして、話すように促した。
「田中、彼女できたって。」
「…は?」
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飴宮(プロフ) - akikumaさん» コメントありがとうございます♡ 楽しみにしててください!🎶 (2022年8月26日 19時) (レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - どんな変化が起きるのか…気になる!気になる!続編楽しみにしてます!! (2022年8月26日 18時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴宮 | 作成日時:2022年8月15日 17時