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「なにあれ！！」
怒りが最大まで夏未。沸騰したみたいに顔を真っ赤にしている。
私は、何を見せられているんだか分からず、混乱していた。でもそれ以上に、やっぱり傷ついて、胸が痛くなった。
でも夏未が彼女に怒ることも、私が悲しむことも、全部おかしいってわかってる。だって彩ちゃんは樹の彼女なんだから。
樹はあんまり彼女のことを話さないし、朝だって幼馴染の私と登校してくれていた。だから、そこまで実感が沸かなかった。
でも、ずっと一緒にいた樹にはもう彼女がいて。その彼女はとてつもなく可愛い彩ちゃんで。
その現実を、今改めて突きつけられた気がして、苦しかった。
そして、彩ちゃんによく思われていないのも事実だった。
きっと、私が邪魔なんだろう。
「じゅりくーん、今日一緒に帰ろうよ？」
ちょっと離れたところにいる私たちに聞こえるように言っているのか、腕を組み直した彩ちゃんは、そういった。
「完全に嫌われてるね、A。」と呟く夏未。
ですよね。だって私をチラッて見るあの視線が恐ろしいもん。
樹、お願いだから、これ以上反感買いたくないから、いいよって言いなね。なんなら、これからも2人で登校してくれちゃっていいからね。
そう願ったのに、
「だからそれは無理だって。約束したでしょ、登下校はAとなの。」
樹が放ったのは、そんな一言だった。
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飴宮(プロフ) - akikumaさん» コメントありがとうございます♡ 楽しみにしててください！🎶 (2022年8月26日 19時) (
レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - どんな変化が起きるのか…気になる！気になる！続編楽しみにしてます！！ (2022年8月26日 18時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年8月15日 17時
