#17 ページ17
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「だって、そう言ったんでしょ？」
「ん、まあ。」
「ならいいんじゃないのって。田中が言ってる感じだと、彼女は了承したっぽいし。」
驚いた。
夏未は正義感が強い人だし、何をするにも冷静で慎重な人だから、絶対こんな未来のないしょうもないことはやめなって言うと思っていた。
でも、いいんじゃないって言う割には、ちょっと苦い表情をしていて。
「でもまあ、良くはないよね。Aにとって。」
「うん、」
「それなりの覚悟は必要だと思うよ。これから先ね。」
それは分かっている。
この先、樹に彼女がいるってことは、付き合える可能性はほぼゼロだ。
「相手はあの彩ちゃんだし、了承したとは言え、多分いつか行動してくると思う。」
「…ん。」
「それにね、Aは好きになってもらおうって思えないんだよ。」
「…」
「それって、すごく辛いことなんだよ。」
「…そ、だよね」
なんで夏未が泣きそうになってるの。…なんて、理由は分かりきってる。
夏未は私を思って、こういう事を言ってくれている。すごく、優しい子だから。
「田中は彩ちゃんのことが好きなの。あんたの気持ちは、届かないの。」
「…っ、うん、」
「それでも、一緒にいたいって思うの？」
「…私は、」
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飴宮(プロフ) - akikumaさん» コメントありがとうございます♡ 楽しみにしててください！🎶 (2022年8月26日 19時) (
レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - どんな変化が起きるのか…気になる！気になる！続編楽しみにしてます！！ (2022年8月26日 18時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年8月15日 17時
