嫌 い に な れ た ら 楽 な の に 、

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「お、Aおかえり、遅かったね」


「…」


「…おお、どした。」









今にも泣きそうな私の顔を見て、驚いたように聞く紀苺。


もうやだ。ジュースなんか買いに行かなければよかった。









「大我くんたちがいた。」


「ああ、あの6人？」


「すぐ引き返そうと思ったのに、森本くんが気づいて声かけてきて。」


「森本、戦犯すぎ」


「それで、会話に入る流れになっちゃって…、」


「うわあ、」


「テンパって、カフェラテ買っちゃった。」


「なんでカフェラテ？」


「…中学の時よく飲んでたの。」


「なるほど…」


「そしたら、田中樹が『そのカフェラテきょももよく飲むよね』って。」


「田中樹…、京本を会話に入れてきたか」


「大我くん、興味なさそうにめっちゃ冷たい態度してて！」


「おお、」


「それで、ハーフの人がポニーテールのことにも触れてきてね…」


「ルイスくんね。」


「…挙句の果てに、そこから逃げたら森本くんが『きょも何してんの！』って言ってて。」


「ほお」


「絶対大我くん、私のことなんか色々言ってそうって考えたら、諸々泣けてきた。」


「…なんか、色々お疲れ様」




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