宮田、交通事故3* ページ26
藍沢side
藍沢「….A」
眠るAの顔色はまだ少し青白い。
ボロボロの姿を見て今朝のことを思い出す。
いつも通り、笑って俺を送り出していた彼女が数時間後にこんなことになるとは思わなかった。
そっと頬を撫でてやると確かにAの体温を感じることが出来た。
車3台が絡んだ大きな事故だったらしい。死者2名、重症3名、軽症1名。
軽症で済んだのはAが庇った男の子だった。
藍沢「どうせお前は目が覚めたらその子の心配をするんだろうな」
いつでも他人のことを考えて、自分のことは後回しにして。
藍沢「Aらしいな」
最後にそう呟いてからICUを出ようとすると白石と緋山が来た。
緋山「え、あんたそばにいないの」
藍沢「目が覚めて俺が隣にいた時、多分あいつは自分を責めるからな」
自分のせいで俺が仕事が手につかなくなってるんじゃないかと不安になって。
重症な上に気を遣わせたらまずい。
白石「そういうもの?」
緋山「……あんた本当にちょっと空気読んだ方がいいよ」
白石の発言に呆れている緋山。
そんな時、ホットラインが鳴った。
シーバーからドクターヘリエンジンスタートと聞こえる。
緋山「…代わってあげようかと思ったけどやめた。早く行けば」
藍沢「あぁ」
チラリともう一度Aを見て俺はヘリポートへ走り出した。
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ひまり(プロフ) - ゆーさん» こんにちは。なるほど!了解致しました。答えてくださり、ありがとうございました! (2017年9月29日 15時) (レス) id: 24b17c71ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ひまりさん» こんにちは。藍沢と約束、続きはないのですが藍沢と約束から藍沢と記念日までが私の中では1つのお話?だと思っています。 (2017年9月29日 15時) (レス) id: 1673b347f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - 最初の「す」は誤字です (2017年9月29日 7時) (レス) id: 24b17c71ec (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - すあの、「藍沢と約束」って続きがあった気がするんですが・・・ 私の勘違いだったらすみません! (2017年9月29日 7時) (レス) id: 24b17c71ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 桜さん» かしこまりました。遅くなるかもしれませんが、ぜひ書かせて頂きますね(^^) (2017年9月25日 0時) (レス) id: 1673b347f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆー x他2人 | 作成日時:2017年9月14日 23時