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ジェシーside



ライオンのぬいぐるみを抱えてソファーにうずくまる樹

……可哀想に…

こんな事も、言いたくないけど今回が初めてじゃないんだ

大我のブランドは男女ともに大人気だから、樹が物を無くした時は大抵が取られてしまってることが多い



樹「……ん、…ママっ…」



微かに聞こえた樹の声

寝言だったみたいだけど

ささっと晩飯を作って、樹を起こしにいく



ジ「樹、ご飯できたよ」


樹「…あ、…」


ジ「ご飯、できたよ。食べよ?」


樹「…うん、」



そのあとは毎日変わらない流れで、

風呂を済ませてテレビを観ながら俺は肌のケア



ジ「樹〜、こっち向いて?」


樹「ん?…んぅ、おにぃ、毎回俺に塗らなくていいのに…」


ジ「樹にも保湿ば大事ですよ〜」



樹の頬やおでこにも保湿クリームを塗ってあげる



樹「あ、…おにぃだ、」


ジ「俺だね笑」



ついてたテレビに俺が映って、樹はピコンと反応するようにテレビを観る

俺が出させてもらった番組の宣伝だったみたい

テレビに自分が出て、それを樹が観る

もう慣れたけど、初めはすごく恥ずかしかったなぁ笑



ジ「あ、俺大我のブランドのCM任されたよ笑」


樹「ほんと?俺、そのシリーズのCMが、1番好きなんだよね…」


ジ「今回は香水って言ってたよ!バニラあったら買ってきてあげるね!あ、大我がくれるかもね笑」


樹「楽しみに、待ってる…」


ジ「てか樹、今日は学校行ったから疲れたでしょ?もう寝る?」


樹「……今日は、疲れた……俺明日は、行けないかもしれはい……」


ジ「それでいいよ?だって今日頑張ったんだし?」


樹「……うん、じゃあもう寝る…」


ジ「よし!今日も俺のベッドおいで?」


樹「……ん、」

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作者名:J.J | 作成日時:2021年8月17日 17時

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