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樹side



学校が終わって、帰ろうとした時、

3年女子の先輩につかまった



先輩「君田中樹くんだよね?」


樹「そうですけど、」


先輩「ちょっとペンケース見せてくれない?」


樹「へ?ペンケース、ですか?」



よく分からないけど、多分見せないことには帰してくれないだろうし

俺はゆっくりペンケースを取って差し出した

このペンケースも、きょもがくれたきょものところのブランド物

中身の文具も、ブランド物が多い

でも自慢する気なんてこれっぽっちもない

ペンケースを漁って何かを発見したらしい先輩



先輩「このシャーペンちょーだい?新作でしょ?」


樹「え、いや…それは、」


先輩「私受験勉強で使いたいんだよね〜。ね、ちょーだいよ」


樹「……ぁ………ど、どうぞ…」


先輩「どーもー」



そう言って先輩は、ペンケースだけ俺に返してどこかに行ってしまった

あ……俺の、シャーペン……



樹「……おにぃ……」



早く帰りたい、早く帰りたい、、

俺は少し泣きそうになりながらも堪えて家へと急いだ

家に着いたけどお兄はまだ帰ってなくて、

俺は制服のまま、ソファーにうずくまってただ待った



ジ「ただいまぁ〜」


樹「…っ、……かえってきた、」


ジ「おぉ、樹?どーした?」


樹「グズッ……おれの、しゃーぺんっ、」


ジ「樹のシャーペン?壊れちゃった?」


樹「……ちがうっ、…とられちゃった…きょもがくれたやつなのにっ、…」


ジ「取られた?樹、誰に取られたの?」



経緯をなんとか説明すると、お兄は少し怒った表情をした

そして、俺の頭を撫でてくれる



ジ「大丈夫、俺に任せて。酷いことされたね…」


樹「…グズッ……」


ジ「明日は学校休んでもいいからね。今日はもうゆっくりしよ。ほらライオン持って!晩飯作るからちょっと待っててね」


樹「…ん、っ、…」

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作者名:J.J | 作成日時:2021年8月17日 17時

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