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樹side



目が覚めると、いつの間にかお兄が居て、びっくりしたけどそれ以上に安心感が俺を包んだ

もう1人にならなくていいと分かると、自然と力が抜ける


このあと少しして、先生が俺の状態を確認しにきて、明日退院出来ると言ってくれた

それからお腹に巻かれていた包帯を変えてくれて、

ナルコレプシーの治療用の薬を点滴で入れてくれた



ジ「薬で落ち着いてくれたらいいね。倒れちゃったらまた傷ついちゃうから、」


樹「だね、落ち着いてほしいな…おにぃが居ない時に倒れてたらって思ったら、ゾッとする…笑」


ジ「ほんとだよ!もうめちゃくちゃ焦ったんだからな?まぁ樹が悪いわけじゃないしどっちかって言ったら俺のせいだよなぁ…」


樹「なんで…おにぃ、?」


ジ「ん〜……ストレスって言ってたじゃん」


樹「…でも、おにぃが起こした事故じゃないんだから…おにぃのせいじゃないよ、?」


ジ「そうかもしれないけど、」



確かにあの時は前を見失ってパニックになっちゃったけど、

それに、何が原因で事故になったのか、俺はよく知らないけど、

事が車の事故だったから、その分お兄が生きててくれて、安心感が大きかった

俺としては、今回の俺の件の方がお兄にストレスを与えてしまってないか、それが心配…



樹「ね、こっち、」


ジ「なに?、んぅ、」


樹「んへ、いつも俺にしてくるから、笑。ね、笑って?」


ジ「…ん、ありがとう樹、俺がこんなだと調子狂うよな、笑」


樹「ううん、いいと思うよ…調子を狂わせてばっかなのは俺だし、」

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作者名:J.J | 作成日時:2021年8月17日 17時

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