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ジェシーside



ロケバスが事故にあって、乗っていた俺らは全員病院に搬送された

正直よくわからなくて、俺は奇跡的に大きな怪我はなくて、でも無傷でもなかったから手当を受けた


乗っていたゲストは有名な人ばかりで、この事故は速報としてすぐに報道されてしまった

大怪我じゃなくてよかったと安心してた俺だけど、病院でふらっと意識がなくなって、次に目を開けると点滴に繋がれてベッドの上だった

どうやら、目立った外傷はなかったけど脳震盪を起こしていたらしい


おもむろに傍に置いてあった携帯を開くと、樹と北ちゃんから何件も連絡が入っていた

そうだ、樹っ、

全然頭が回ってなかった……


と、外からバタバタと音が聞こえて、そのままものすごい勢いでドアが開けられて、

樹と北ちゃんが飛び込んできた



樹「おにぃっ、ぁ、おにぃよかったっ、生きてるよねっ?」


北「心配したよジェシー、全然電話出ねぇんだからっ、」


ジ「樹、北ちゃん、ごめんねびっくりさせて」


樹「よかったっ、怖かったぁ……グズッ…」


ジ「大丈夫だよ樹。心配かけたね。もう大丈夫。ちゃんと生きてるよ。」



身体を起こして、樹を抱き寄せて背中を摩る

この時間だと、2人は学校を早退してきたんだろうな



北「先生はなんて?どこか怪我した?」


ジ「脳震盪起こしてたらしいんだけど、外傷はなかったみたい。すぐにニュースになっちゃったからどうにもできなくてさ笑」


北「ほんと焦ったよ、女子達が騒いでて気づいたんだけどさ、俺までパニックになるところだった」


ジ「じゃあ樹はパニックになっちゃったんだね?」


樹「だってっ、ヒクッ…いなくなっちゃうと、おもったからっ、」


ジ「樹を残して居なくなるわけないでしょ。大丈夫大丈夫。」

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作者名:J.J | 作成日時:2021年8月17日 17時

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