ずっとKnightで居られるように#1 (ページ50)

今日:14 hit、昨日:4 hit、合計:92,799 hit

・ページ50

大我side

ジ「2人は、いつから知ってたの？」

北「俺は、入院してすぐかな。あ、ジェシーが看病してあげた次の日だったなかな」

大「俺はもっと前だよ。2人が付き合う前に気づいた」

そうだったんだと下を向くジェシー

やっぱり、かなり混乱してる様子だ

ジ「…じゃあ俺は、もっともっと北ちゃんに尽くさないとだね。」

そう言って北斗に寄り添うジェシー

北「俺もね、悔いのないように最期までジェシーと生きなきゃって思った」

大「ふふっ、よかったよ、その答えを出してくれて」

一層幸せそうに微笑む2人を前にして、よかったと安心するとともに、頭に樹の顔が浮かんだ

ジェシーがこの話をもちかけたということは、樹は今また思い詰めているのだろうか

今の樹には俺がついててあげなきゃ

俺は、北斗には少し申し訳なかったけど"用事がある”と理由をつけて樹の家に向かった

インターホンを押すと、樹が出てきて、その表情は暗かった

樹「あれ、きょも、どーした？」

大「樹の様子が気になったの。だから見に来た。来て正解だったみたいだね？」

樹「……ん、………そうかもしれない…」

大「よしよし、上がっていい？」

樹「…うんっ、」

樹は今にも泣き出しそうな顔をして俺を中に入れてくれた

きっと、甘えたいのを我慢してたんだろうな

もう来慣れた樹の家、ベッドに腰掛けて、樹を抱き寄せる

樹「……きょも、エスパー、？」

大「そうエスパー。頭に樹の顔が浮かんだの」

樹「……ｸﾞｽｯ…すごいねっ…」