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樹side
なんか、寂しいな…
部屋で寝転がって、ぼそっと呟く
何故だか分からないけだ、最近俺は調子が悪い
体調もそうだけど、精神的にも調子が悪いんだ
今日は朝熱があったから学校を休んで、昼頃には下がってしまって頭痛が残ってる程度
昼飯も食わずにぼーっとしていると、突然インターホンが鳴った
樹「はい、あ、きょも？待って今開ける」
誰かと思えばきょもだった
樹「どうしたの？」
大「どうしたって、お見舞いだけど？笑」
樹「俺の？休んだから？わざわざいいのに笑」
きょもの顔を見ると、甘えたいという感情が溢れてくるのはなんでかな
きょもなら、寂しがってる俺の心を癒してくれる気がするんだよな
大「熱は？下がった？」
樹「昼に下がった。今日は、誰が北斗のとこ行ってんの？」
大「慎太郎とジェシーだよ」
樹「そっか」
慎太郎と、ジェシーか…
ジェシー…あの日一晩看病してくれた時のあの雰囲気を未だに忘れられないでいる
とにかく優しくて気が利いて、そこでまた好きが増してなかなか忘れられない俺って、最低だな
大「樹、俺を使えって言ったじゃん」
樹「きょも…そんな迷惑なこと、さすがの俺でも出来ねぇよ」
大「だぁいじょうぶだからさ笑。今の樹、すんごい苦しそうな顔してるよ？寂しいんでしょ？」
もう俺の事全てを理解したらしいその穏やかな表情で、俺の我慢することをあっという間に諦めた
きょもが腰かけるベッドまで歩き、横に同じように腰かけ、そのままきょもの膝に寝転んでみる
とにかく甘えたかった
樹「……寂しい…」
大「もっと素直になりなよ樹。俺の前だけでも。今何を思ってるのか、話してみな？」
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作者名：J.J
| 作成日時：2021年7月17日 11時
