ずっとKnightで居られるように#1 (ページ16)

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樹side

それからまた2週間ほど経ったある日

部屋で寝っ転がって漫画を読んでいると、ジェシーから電話がかかってきた

樹「もしもーし」

ジ「樹っ、北ちゃんが発作でっ、病院に運ばれたから来てくれないっ、？」

樹「っ、わかったっ、」

読みかけの漫画を投げ捨て、携帯と財布だけ持って病院に急いだ

樹「はっ、はぁ、ジェシーっ！」

ジ「樹っ、ごめんっ」

樹「なんで謝るんだよ、」

ジ「わかんないけど、ごめんっ…北ちゃんまだ逝かないよね？そうだよねっ？」

樹「まだだよ、絶対、北斗は強いからっ、」

ジェシーを励ますのと同時に自分にもそう言い聞かせる

処置を終えた北斗が酸素マスクをつけられた状態で運ばれて、俺らは先生に呼ばれた

樹「ジェシー、お前は病室に居てやって？いつ目が覚めてもいいように。後で伝えるから」

ジ「樹、1人で大丈夫？」

樹「慣れてるから、大丈夫だよ」

ジ「…わかった。ありがとう、」

俺1人で奥の部屋に行き、先生の前に座る

手が震えてるのを押さえつけて誤魔化して

樹「北斗は…」

先生「今の発作は持ちこたえられたけど、かなり弱ってる…もう入院してもらわないと、」

樹「…じゃあもう、元の生活に戻るのは、難しいですか、？」

恐る恐る聞いてみたこの質問に、先生は黙って頷いた