俺と俺の兄ちゃんの関係#２ (ページ6)

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ろくページ6

ジェシーside

"俺が長い髪だったら、写真撮ったら綺麗なのにな”

その樹の言葉が頭をぐるぐる回ってる

どこか悲しそうに、残念そうに、影を見る樹だった

そんなこと言わないでよ…

とは言わなかったけど、正直に、そんなことないよって訂正した

家に帰って、俺はすぐさま写真をホーム画にした

俺のギャラリーには樹がいっぱいいる

兄弟のツーショットってことにして、誤魔化して、いっぱい撮ったもん

樹「ほんとにホーム画にしたの？」

ジ「うん！した！」

樹「も〜笑」

ジ「いいでしょ〜」

樹「俺にも送ってよ、その写真、」

ジ「HEHE、どーしよっかな〜」

樹「送るって条件で写真撮ったんだぞ！いいから送れ！」

ジ「AHAHAHA！わかったって笑ほら送ったよ」

兄ちゃん、その写真みて、どんなこと考えてるの？

何を思って、そんな表情なの？

聞きたいけど、聞けない、俺の疑問

樹「お前も彼女作ってこーゆー写真撮れば？笑」

ジ「なんで、」

樹「なんでって、なんとなく？好きな子居ないの？」

ジ「好きな子ね〜……」

俺の好きな子、好きな子……、

それは、それはね………誰にも教えられないかもね

ジ「居なーい」

樹「居ないの？笑。いやぁいると思うけどな」

ジ「居ないの！彼女とかいらないもん！いいから飯食って寝よ？」

樹「ふーん笑」