俺と俺の兄ちゃんの関係#２ (ページ5)

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樹side

のんびり誰もいない砂浜を歩く

下を見ると俺とジェシーの影があって、それは圧倒的にジェシーの方が大きかった

ジ「どうしたの？」

樹「ううん、ほら、影」

ジ「影？」

樹「俺が長い髪だったら、写真撮ったら綺麗なのにな」

ジ「…そんなことないよ、写真撮ろ？俺は、こんなこと言ったら気持ち悪いかもしれないけど、彼女と撮るより樹と撮りたいもん。お揃いでホーム画にしよ？」

まさかそんなこと言ってくれるとは思わなかった

しかも、それに加えてこんなことも言ってきた

ジ「樹、ついでに言っちゃうとね、夕日に照らされて、めっちゃ綺麗だよ。俺好きなんだよね、樹の横顔」

樹「へ？あ、お前、写真撮るな！」

ジ「HEHE！ほら見て？」

樹「自分の写真見て綺麗とか思うわけないだろ！」

ジ「え〜なんでよ笑。ね！影の写真撮ろ！」

樹「じゃ、あとで送ってよ？」

ジ「うん！」

ジェシーに肩を寄せられ、ｶｼｬっと聞こえる

ジ「撮ーれた！」

樹「女子高生かよ笑」

ジ「男子だってするでしょ？いいじゃんべつに〜」

樹「まぁお前がいいからいいけどさ笑」

日が沈むのまで見届けて、家に帰った