さんじゅうさん ページ33
ジェシーside
ある日
慎太郎と登校して、靴箱で上履きには着替えようとした時
何かがパラッと落ちてきた
ジ「ん？」
慎「どーした？」
ジ「なにこれ」
落ちてきたのは小さい便箋？
慎「え、ははっ！」
ジ「ちょ、なに？」
慎「お前それラブレターなんじゃね？笑」
ジ「へ？ラブレター？」
慎「あけてみてよ〜」
ジ「えーいいけどさぁ、俺の答えわかってんだろ？」
慎「まぁね笑」
慎太郎と人目を避けた場所で手紙を見てみたけど、やっぱり内容は予想していたまんまだった
放課後
俺はしっかり答えを出した
ジ「ごめんね。俺、もう付き合ってる人がいるんだ。」
今日は樹が迎えに来てくれる日
俺は無性に、早く、樹に会いたくて急いで廊下を走って階段を駆け下りた
樹「よ！おつかれ。なんでそんな急いでんの？笑」
ジ「HEHE、ただいま！」
樹「なに、早く俺に会いたかったのかよ笑」
ジ「そうだよ！」
樹「なっ、うるせ。ベルトしろよ」
ジ「もうしたよ？笑」
自分から言ってきたのに俺が正直に答えると照れる樹って、やっぱり面白い
樹「なぁ、ジェシー」
ジ「ん？」
樹「…いや、やっぱ家で話す」
運転しながらじゃ話せない内容ってことなのか
俺は不思議に思いながらも家に着くまで待った
家に帰ってきて、樹がソファーに座ったのを確認して、何の話だったのかきいてみた
ジ「んで？さっき何の話しようとしてたの？」
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作者名：J.J
| 作成日時：2021年5月30日 22時
