俺と俺の兄ちゃんの関係#２ (ページ31)

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さんじゅういちページ31

樹side

熱のせいなのか、寝ても熟睡は出来ずすぐに起きてしまう

また目を覚ますと、今度はジェシーは居なかった

さっきより寒気は引いた感じだし、俺は水が欲しくなってリビングに向かった

樹「ジェシー？」

居ねぇや

どっか行ってるのかな

あー、寒くはないけど足がフラフラする

樹「水……あれ、ジェシーの携帯じゃん」

自室にでも居るのかな

ジ「〜♪」

樹「あれ」

ジ「んぇ？起きてたの？」

樹「どこ行ってたの」

玄関のドアが開く音がして、ジェシーが歌を歌いながら現れる

両手にビニール袋を持ってる

携帯は忘れて行ってたらしい

ジ「買い出し行ってたの。お腹すいた？」

樹「ううん、水…喉乾いただけだよ」

ジ「まだきつそうだね。フラフラしてる。俺が持ってくからベッド戻ってな？」

樹「わかっ、た」

おとなしくベッドに戻ると、すぐにペットボトルを持ったジェシーが部屋に入ってきて

脱水症状にならないようにとスポーツドリンクを渡してくれた

ジ「晩飯どーする？食欲ありそ？」

樹「んー…笑」

ジ「またお粥でもいいし、軽くご飯と味噌汁とかでもいいよ？何がいい？」

樹「それがいい、ご飯と味噌汁、ちょっとだけ」

ジ「りょーかい！まぁ晩飯までまだ時間あるし、俺も横になろっかな〜」

樹「だからうつるって笑…なぁ聞いてる？」

ジ「ううん、聞いてない！いいじゃん。俺いたら眠れない？」

樹「そうじゃない、けど、」

ジ「けど？」

樹「あーもういいよっ笑。うつっても俺のせいじゃねぇからな！」