俺と俺の兄ちゃんの関係#２ (ページ4)

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よんページ4

ジェシーside

何かが動いた感覚で目を覚ますと、樹が抱きついてきていた

これにはびっくり

…兄ちゃんも、子どもみたいで可愛いな…

ふと、そう思ってしまった

それが顔に出てたみたい

駄目だねこんなんじゃ

俺はこの気持ちに気づいちゃいけない

樹「なんかあった？そんな幸せそうな顔して笑」

ジ「べつに？ね、朝飯によ？」

話を逸らして、起き上がった

2人で顔を洗って、2人で着替えて、2人で朝飯を作って食う

こんな生活、俺はいつまでもしていたい

でも、俺ももう高校生だ

そろそろ、終わりが来るのかな…

樹「ジェシー、今日海行かない？」

ジ「夏じゃないのに？笑。泳ぐの？」

樹「泳がないよさすがに笑。見るだけ。眺めるだけ」

ジ「HEHE！いいじゃん行こ！でも運転大丈夫？」

樹「大丈夫だよ、先生もいいって言ってたし〜」

夕日を見たいねってことになって、もうちょっと時間を置いて家を出ることになった

俺は先に課題だけ終わらせて、あとは樹と洗濯物を畳んだりした

そろそろかなって時間になって、とくに着飾ることはせずに家を出た

ジ「おー、今日波穏やかだよ！」

樹「お、まじじゃんラッキー」

車を降りて、誰もいない砂浜を2人で歩いた

俺にとって、最高の時間

…これが、俺が女で、樹の兄弟じゃなかったら、

認められたり、するのかな……

ねぇ、兄ちゃん…

どう足掻いても、俺じゃ駄目なんだよね…？