俺と俺の兄ちゃんの関係#２ (ページ30)

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さんじゅうページ30

ジェシーside

お粥を完食してくれた樹

俺はささっと食器を片付けにキッチンに行った

樹の居る部屋に戻ると、この僅かな時間で樹は寝ていた

それだけきついんだろうな

静かな部屋で、することなくて、ベッドの端に座っておもむろに携帯をひらくと、俺の画面にはあの日海で撮った2人の影の写真

最高に良い写真だよなぁなんて思いながら、ギャラリーを開いてみる

やっぱりそこにも樹と俺の写真、樹だけの写真

樹の横顔の写真もある

ジ「やっぱり好きだなぁ…」

すぐ横で眠る樹を見るけどやっぱり好き

もし、樹の雑誌とかあったら俺止まらないよ？

無限に買っちゃうかも笑

樹「ん、何見てんの」

ジ「あれ、起きてたの？笑」

樹「視線感じて起きちまったの」

ジ「まじかぁ、ごめん笑」

眉間に皺を寄せて俺を見てくる樹に、ごめんって意味で軽くキスをした

そーすると樹の表情はガラリと変わる

樹「おまえ、あほかっ、うつるだろ」

ジ「HEHE、いーじゃんべつにー」

樹「よくねぇ！熱上がるからやめろ」

ジ「なんで〜笑。明日からまた仕事と学校だからさ？時間無くなっちゃうじゃん？」

樹「…熱出して悪かったな」

ジ「気にすんなって！また土日は来るし！会えないわけじゃないからさ」

まぁそうなんだけどさとかごにょごにょ言ってる樹だけど、さっきのキスが効いたのか顔がまだ赤い笑

俺もほどほどにしないと樹の熱がほんとに下がらなくなりそう笑