俺と俺の兄ちゃんの関係#２ (ページ29)

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にじゅうきゅうページ29

樹side

次の日

せっかくの日曜日だと言うのに、俺は朝から熱っぽい

今日もジェシーと出かけたかったのに

誤魔化したとしても、きっとジェシーにすぐバレるだろうな

ジ「あれ、もう起きてた？」

樹「今起きたとこだよ」

ジ「HEHE、おはよ」

樹「んへ、くすぐったいって笑」

ジ「ん〜！あれ、樹熱くない？」

げ、もーバレた、？

樹「……」

ジ「やっぱ熱あるね？」

樹「ねぇーし、」

ジ「はいはい笑。朝飯作ってくるから待ってて？」

樹「…ふん、」

不貞腐れる俺の頭を軽く撫でて、ジェシーは部屋を出てしまった

こいつ、看病にやる気だしてるな

俺は思ったより身体が怠くて、横になってジェシーを待った

ジ「お粥だよ〜」

樹「ん、」

ジ「食べさせてあげよーか？笑」

樹「自分で食べるし」

ジ「言うと思った笑」

意地張って自分で食べ始めたけど、結局すぐに疲れがやってきた

明らかに食べるペースが落ちた俺を、ジェシーはニヤニヤして見てる

樹「…なんだよ」

ジ「いーや、なんにも笑」

樹「…ね、」

ジ「ん？」

樹「ニヤついてないで手伝ってよ」

ジ「手伝うってどうするの笑」

樹「あーぁ。お前、俺が食べなくてまた痩せてもいいんだねぇ」

ジ「AHAHAHA！わかったって！スプーン貸して？笑」