俺と俺の兄ちゃんの関係#２ (ページ27)

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にじゅうななページ27

ジェシーside

花を買って、パパのお墓へ

2人並んで、お墓の前にしゃがんだ

樹「パパ、パパに報告があるんだ」

ジ「パパ、俺らね、恋人同士になったんだよ。HEHE、びっくりした？」

樹「ジェシーがね、俺を大事にしてくれるって。パパのおかげで俺幸せになれるなぁ」

パパが俺を孤児院から引き取ってくれなかったら、樹とはもちろん出会えなかったし、こんな幸せ手に入らなかったよね

俺らは改めてパパに心からありがとうを伝えた

樹「それにね、パパの部屋、なかなか入れなかったんだけど、昨日2人でベッド使ったよ」

ジ「まだ少しだけ、パパの匂い残ってたね」

樹「実は、パパの遺産、まだ使い切れてないんだ。だから、ジェシーとペアの指輪買っていい？」

ジ「へ？」

樹「もうネックレスは同じの持ってるから、今度は指輪がいいな。パパいい？」

ジ「HEHE、俺も欲しいなぁ」

返事なんて返ってこないけど、

きっと、いいって言ってくれてるよね

樹はしばらくお墓に手を置いて目を瞑った

パパ、

樹のこと絶対大切にするから

俺に任せてね

絶対幸せにするから、空から見ててね

俺も同じようにお墓に手を置いて、そう伝えた