俺と俺の兄ちゃんの関係#２ (ページ24)

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にじゅうよんページ24

ジェシーside

"もう兄弟は嫌だ”

それを聞いて、どうにかして押さえ込もうとしていたこの気持ちを解放した

抑え込むのを諦めた

樹がここまで言うなら、ここまで言ってくれるなら、もうどうなってもいいって思った

俺だって兄弟は嫌なんだから

でも兄弟でいないとずっと一緒には居られない

ずっと一緒に居たかったから、我慢してたんだ

気持ちを解放したらあっという間で、樹を好きって想いが堰を切って気づいた時には抱きしめていた

ジ「もういい…もう諦めた」

樹「ジェシー…」

ジ「もうどうなってもいいね笑……恋人って関係になれるなら、もうどうでもいいね」

樹「……うん、もういいよっ、もう俺ら、十分我慢しただろ…」

俺の背中に腕を回してくれた樹を、より強く抱きしめる

もういいんだ

樹さえいれば、なんとかなる

ジ「樹、俺の方こそ振り回してごめんね……もっと早くに、諦めてればよかったよかもね、」

樹「じゃあ、もういいっ？俺と、」

ジ「待って、俺に言わせて？樹、ずっと大切にするから、俺の恋人になってください」

樹「うんっ、ぜってぇ大事にしろよ、」

苦しいくらいに、お互いに抱きしめる力を強めた

表向きは最強の兄弟であり、秘かに最高の恋人同士っていう、ずるい関係になったね

樹「……幸せ」

ジ「また大きな秘密を抱えちゃったね笑。でも俺も幸せ」

樹「これでもう誰にもお前を取られることないんだぁ……すげぇ、安心する」

ジ「俺もだよ。俺、樹が学校に来てくれる時毎回心の中で焦ってたんだから…笑」