俺の恋愛事情 (ページ19)

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じゅうきゅうページ19

北斗side

夜

ベッドの上で携帯をいじりつつ、そろそろ寝ようかと思っていた時だった

いじっていた携帯が震えて、画面に“田中樹”の文字がでてきた

とりあえずでてやるか

北「なに」

樹『………』

北「樹？もしもーし」

かけてきたくせに俺の問いかけに返事無し

そういえば熱は下がったのだろうか

ジェシーは結局泊まったのか？

俺はわざとジェシーに樹を任せたんだけどな

あ、

つーか、京本、樹のこと知ってたのか？

なんか、俺と同意見っぽく言ってたけど

それは、ちょっと気になるな

北「樹ー？大丈夫か？ジェシーまだ居る？」

樹『いや…帰ってもらった』

北「あらそう。泊まってもらえばよかったのに」

樹『なぁ…北斗……』

北「なにさ」

樹『…ジェシーって……結婚とか、決まってないよな？』

北「…はぁ？」

ジェシーが結婚！？

何の話？

俺はとんでもない質問が来て驚いた

けど樹の声は若干震えていた

北「なんで？それ本人から聞いたのか？」

樹『…皆に…言ってたから…』

北「いや樹、んなこと言ってねぇよ？」

樹『…ほんと？…ならやっぱり夢？』

北「うん夢だよ。」

熱を出したこともあって悪い夢見たのか

にしても、残酷な夢を見たもんだな

可哀想だ

俺がはっきり夢だと言ってやると、電話越しに安堵のため息が聞こえた