俺の恋愛事情 (ページ12)

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じゅうにページ12

ジェシーside

撮影中

樹はメイクで顔色は誤魔化せてたけどきつそうだった

位置が俺の後ろだったけど、顔を近づけた時の樹の吐息が熱くてびっくりした

それでも慎太郎とかのいつも通りのボケで現場に笑いが訪れれば、

樹も声を出して笑っていた

スト「ありがとうございましたー」

撮影が終わって、来た時と同じように樹を支えて楽屋に戻る

衣装から私服に着替えるその動作も、樹ははぁはぁ言いながらで

いつ倒れるかと俺はハラハラしっぱなしだった

ジ「よっしゃ終わり！樹ほんとお疲れ様」

樹「ごめっ…ちょっとやばい、やつきた、」

ジ「おっと、いいよいいよ。このまま抱えていくから」

仕事を終えて気が抜けたのか、樹はふらーっと倒れ込んできた

いやいやよく頑張ったよほんと

樹の意識の高さには尊敬する

ジ「ありがと北斗」

北「いーえ」

さりげなく北斗がドアを開けてくれて、俺は樹を再び楽屋のソファーに寝かせる

大「樹絶対熱上がってんな」

慎「測ってみな？はいこれ」

ジ「ありがと〜。樹ちょっと熱測るねー」

樹「ん、」

ん、としか返事をしない樹

額に汗びっしょりだし、息もさっきよりだいぶ上がってる

俺が抱き抱えても恥ずかしなんて言ってる余裕なかったみたいだし