お前の血は特別#1 (ページ9)

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樹side

今こいつ、俺の血舐めたよな？

やべ、なにやってんだよ、

樹「おいなにやってんだよ、お前、はぁ、」

ジ「へ？え？何って何が？」

樹「あーもー、あーどーしよ、」

本人はぽかんとして頭にハテナを浮かべてるが、これはまずいことになった

樹「お前…吸血鬼の血は舐めちゃだめなんだよ、」

ジ「え、なんでだよ、」

樹「言ってなかった俺も悪いけど、なんで舐めたんだよ、」

ジ「なんとなくっていうか…美味しいのかなって、」

馬鹿かこいつは…

人間が血を舐めたところで不味いだけだ

それどころか、人間が吸血鬼の血の味を知った時は吸血鬼と契約を結んだ時ってことになっちまう

つまり、、

樹「俺、もうお前の血しか吸えなくなった」

ジ「え、なんでだよ」

樹「吸血鬼と人間がお互いの血の味を知った時は契約を結んだ時なんだよ。お前、今俺の血の味を知ったろ？」

ジ「血なんて誰でも同じ味だろ？」

樹「俺らからしたら全然違ぇんだって。まぁ、お前のは美味いけど、」

まだいまいちわかってなさそうなジェシー

あー説明がめんどくせぇな、