お前の血は特別#1 (ページ7)

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樹side

うるさいうるさいうるさい

俺は腹が減ってるだけなのに

どうして俺に付きまとうのか

イラついたから昨日出会った食事に会いに行った

あいつは人気者らしく、色んな男子と喋ってるところだった

俺はまわりのオンナが鬱陶しくて、戸惑う食事を連れて屋上に行った

ジ「もー俺肌弱いんだからね？強く掴まれたから赤くなったじゃーん」

樹「知らね。いいからくれよ」

ジ「やれやれ、ほら、」

樹「だめ。服脱げって」

ジ「はぁ？ここ学校だぜ？ここでも？」

樹「俺の食事だから、黙ってろ」

渋々といったように服を脱ぐそいつの鎖骨辺りには、昨日の跡が残っていた

彼の白くて柔らかい肌は、今までに無かったもの

こりゃー最高の食事を見つけたらしい

ジ「あっ…ね、んんっ」

樹「何？」

ジ「名前は？…漢字、」

樹「漢字？そんなの聞いてどーすんだよ」

ジ「んぁっ…いいじゃんっ…」

樹「はぁ、樹木とか大樹とかのジュ。それ1文字でジュリってゆーの」

呼ぶ時に漢字なんて関係ないのに知りたがるそいつに教えてやると、なぜか満足した表情をした

なんだこいつ

そーいや俺こいつの名前きいてねーや