お前の血は特別#1 (ページ6)

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ジェシーside

俺の鎖骨辺りに、ほとんど見えないぐらいの赤い点が2つ

なぜだか、俺はジュリが吸血鬼だって知っても怖くなかった

次の日、休み時間に友達と喋ってるとジュリが教室の前を通った

相変わらず、たくさんのオンナノコたちを連れて

ジュリは永遠と話しかけてるオンナノコ達に少し顔を顰めて、

俺のいる教室へと入ってきた

え？

人目なんて気にせず、まっすぐ俺の所に来る

樹「腹、減った」

ジ「え？あ、え？」

樹「だから、腹減ったんだって。こっち来て」

ジ「あ、ちょっ、わりぃ、ちょっと行ってくるわ！」

俺はジュリに手を引かれて、教室の外へと連れ出された。

友達にはめちゃくちゃ見られたけど、ジュリはまったくお構い無しだ

腹減ったって、つまりは血が欲しいってことでしょ？

それはわかったけどどこでする気？

ここ、一応まだ生徒がいる学校なんだけどな

ジ「ねぇ、どこ行くの？」

樹「屋上」

ジ「屋上？」

屋上って入れたっけ？

でも、どうやら入れたらしく、

ジュリは慣れたように鍵まで閉めて俺の方を向き直った