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樹side







樹「ジェシー?…俺だけど、いる?」






保健室に来たけど、ジェシーはいなかった




……屋上?



どっかの教室?




数ある学校の教室



今から探し回るには時間が無さすぎる



俺はとりあえず屋上を目ざした





最後の階段を登りきると、半開きになったドアが見える




そのドアを開けて目に飛び込んできた光景に、俺の頭は真っ白になった




息が止まった




汗がどっと溢れた








樹「ジェシーッ!、」







なんでだ、何があったのか、



血だらけのジェシーが力なくこよたわっていて、全然動かない








樹「ジェシーッ、ジェシーっ?おいっ!起きろってッ、」



ジ「ん…ゴホッゴホッ……ゔっ」



樹「ジェシーっ、ジェシーっ、」



ジ「じゅっ、、痛ッ、はぁっ、樹…俺の体変っ」



樹「どんな風にっ?どこが痛いの?」



ジ「はぁ、はぁっ…あ゙ぁっ、、あついっ」








俺は震える手でジェシーの肩を自分の制服で押さえて止血する




これが発作…?



これが拒否反応っ?





俺はどうすればいい、






ごめんな、ジェシー…




謝っても謝り尽くせねぇよ




だって、ジェシーはその予兆を俺に相談してくれようとしたんだろ?





俺はそれをオンナごときを優先させて断った





最低だ、最低すぎる、





……完全に、





俺の…せいだ……

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作者名:J.J | 作成日時:2020年10月29日 0時

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