お前の血は特別#1 (ページ42)

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樹side

ジ「樹、あのさ、」

樹「ごめん、今日は早く食べさせてっ」

ジ「え、あ、わかったわかった」

樹「わりぃ」

今日は体の調子がよろしくない

だから、早く血がが欲しくて、１限目からずっと我慢してた

それでいてオンナ達に囲まれてる状態が、今日はやけに鬱陶しくかんじてしまって

正直いってかなりイラついてた

それを言い訳にするつもりは無いけど、

結局そのイライラをジェシーにぶつけてしまい、抱き潰してしまった

だから、来て最初にジェシーが言おうとしたことは昼休み中には聞けなかった

帰りもそう

申し訳ないけど、イラついたままだったんだ

珍しくジェシーが俺を待ってくれてたのに、

俺は今日も呼び出しをくらってた

ジ「樹、もう帰るでしょ？」

樹「わりぃ。今から呼び出し行くとこだから、後ででいいか？」

ジ「呼び出し……」

樹「ごめんもう行かないと」

ジ「少しだけ、、話ときたいことがあるんだよ。俺この後用事あるから、今はどうしても無理？」

樹「アイツら待たせるとあとあとめんどいんだよ。お前の話、明日でもいいか？朝一で聞くから。わりぃ、もう行くわ」

ジ「へ？、あ、」

俺は後悔することになる

今までさんざんジェシーのことを馬鹿だ馬鹿だって言ってきたけど、

1番馬鹿で愚かで情けなかったのは

ジェシーなんかじゃない

俺だったんだ