お前の血は特別#1 (ページ35)

今日:48 hit、昨日:13 hit、合計:109,880 hit

35 ページ35

樹side

結局ダブルベッドを借りることになってしまった

寝転んでぼーっと天井を見ていると、ジェシーがこんなことを聞いてきた

ジ「ねぇ、樹ってさ、」

樹「ん？」

ジ「今まで何人ぐらい食事してきたの？」

樹「は？なんでまたそんなこと聞くんだよ」

ジ「え、シンプルな疑問、笑」

急にそんなこと聞かれてもな、笑

樹「わかんねぇよ。結構いるんじゃね？長く続いても3ヶ月とかだったし、酷い時は3日も持たなかったしな」

ジ「じゃあ俺と出会ってどんぐらい経った？」

樹「さぁ、2ヶ月？3ヶ月？」

正直言って、ジェシーと出会ってからは時が経つのが早く感じてしまって、3ヶ月とかいう実感があんまりない

ついこの前会ったばかりな気がするのに

ずっと一緒にいる気もする

でもなんでそんなこと聞くんだろ

樹「ジェシー？、どーかした？」

ジ「へ？あ、いや！なんでもねー」

樹「なんだよ、なんかあんだろ。お前嘘下手だからな？」

そう言うと、困ったように笑ったジェシー

ほんとなんなんだよ、

隠されるとモヤっとするからやめてくれ

ジ「なんでもない笑。まだ樹が俺の味に飽きてないか確認したかっただけだよ」

樹「なんでもなくねーじゃねーかよ」