お前の血は特別#1 (ページ31)

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樹side

ダブルベッドだったから俺らには十分すぎる大きさ

ジェシーはドサッと身を投げ出すと、体を伸ばした

無防備にもほどかあるけどな、笑

俺もベッドの上にあがり、ジェシーを見下ろした

すると、ジェシーがびっくりするような質問を投げてきた

ジ「ねぇ、血を吸うのって攻めじゃないとできないの？」

樹「は？どーゆーこと？」

ジ「え、そのまんま。受けでも血は吸えるの？」

樹「あー吸えるんじゃね？わかんねぇよ」

ジ「無理じゃなさそう？」

樹「そりゃーまー、たぶん」

素直にそう答えると、ジェシーはニヤリと笑った

俺が口を開く前に俺の視界がぐるりと回って、何故か俺の上にはジェシーがいる形となっていた

……ん？

樹「…何がしたいわけ？」

ジ「AHA！簡単！今日は俺が攻めてもいい？つーか攻めさせてもらうね？」

樹「はぁ？なんだそれ。嫌だよ」

ジ「えーなんでー。俺もう受けばっかで飽きた〜」

樹「一応…俺の食事なんだぞ？」

ジ「だからだよ！新しい食べ方で良くない？俺たぶんうまいよ？」

樹「それはお前の血がってこと？」

ジ「もちろん俺の血も美味いけど、抱くのも上手いんだぜ？まーつべこべ言ってないで、始めるよ？笑」

樹「へ？ちょ、待ってって！、おいっ」

言うが早いか、ジェシーは俺の制服のシャツを雑に開けた