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ジェシーside
樹と出会って数ヶ月
もう血を吸われるのなんて俺の立派な日常になってしまった
屋上は俺らだけの場所
先週、やっと期末テストが終わった
樹は俺のおかげで英語の点数が上がったと喜んでいた
樹は俺よりはるかに頭はいいからね
一度教えてもらえばすぐに理解する
俺もそんな脳みそが欲しいぞ、笑
そして今日も、俺は昼休みになって樹を待ってる
なんだけどなかなか来ないんだよなー
休み？
でもなー、前に『俺は食事のために何が何でも学校は休まないから』とか言ってたし
休みじゃなさそう
俺は初めて自分から樹の教室に行ってみることにした
教室を見渡しても、樹の目立つピンク髪は見当たらない
すると、バタバタと数人の男子が教室に戻ってきた
男子1「おー、田中大丈夫そ？」
男子2「まぁー酷い熱中症かな？よくわかんねぇけどかなりキツそうだったぞ」
なんて会話が聞こえてきて、俺はたまらず聞き返してしまった
ジ「え、樹ってどこにいるの？保健室？？」
男子1「おお。保健室だぜ。」
男子2「あ！おまえがジェシー？」
ジ「うん、なんで？」
男子2「さっき田中が呼んでたぜ。呼んでたっていうか呟いてたっていうか、」
ジ「ほんと！？わかった！ありがと！」
樹が俺を呼んでるなら、行くしかない
俺は何があったのかも知りたかったから、保健室に走った
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作者名：J.J
| 作成日時：2020年10月29日 0時
