お前の血は特別#1 (ページ20)

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樹side

どこまで真面目なんだか

そのうち死んでしまいそうで、俺は少し怖かった

ただの俺の食事なのに、どうしてこんなことを思ってしまうのか

いまいち説明できねぇーけど

樹「明日は、来るのか？」

ジ「行くよ」

樹「なんて理由つけるつもりなわけ？」

ジ「んーそーだねー、腹痛でいっかな笑」

樹「つまんな。まぁいっか。じゃあ俺もそれに合わせとく。じゃーな。ゆっくり休めよ」

ジ「え、帰るの？」

樹「おう、」

そりゃ、体はまだ傷だらけだし、明日登校するなら休んだ方が良さそうだし

食事の我慢ぐらい、俺にだってできるし

ジ「食事しに来たんじゃないの？」

樹「のつもりだったけど、やっぱいい」

ジ「…そっか、ごめんな…来てくれて嬉しかった。ありがとうね。じゃあまた明日」

樹「、おう、じゃーな」

なーんか悲しげな表情してたけど、どーかしたのか？

まぁ今日はもう帰るけど

あの匂いにも耐えて、目の前にある血にも我慢した今日の俺を誰でもいいから褒めてくれよな