お前の血は特別#1 (ページ12)

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樹side

ジ「ねぇ、」

樹「ん？」

ジ「いつか、さ、俺の味にも飽きるの？」

樹「、は？」

どういう意味だ？

ジ「前まではそのオンナノコ達の血を飲んでたんでしょ？それに飽きたから俺の血に移ったんでしょ？ならさ、俺のにもそのうち飽きちゃうの？」

樹「はっ、なぁ、安心しろよ。契約結んじまったから、俺はもうお前のしか飲めねぇよ」

ジ「でも、飽きるのは飽きるの？」

樹「なんでそんな悲しそうなんだよ」

ジ「HEHE、さぁ、なんでだろ」

本人もよくわかってないのか、下を向いてしまった

樹「な、顔上げろって。正直いって、お前の味に飽きる日は来ないと思うぜ？」

ジ「ほんと？」

樹「今までとはまるで違うから、お前の血。こんなの初めてだよ。運命的ななんかじゃない？」

ジ「、そっか！、ならよかった！」

急に元気になったジェシーはガバッと起き上がった

まぁそっか、まだ学校だもんな

俺もそろそろ戻らねーと

俺はもう一度だけジェシーの匂いで腹を満たして、

残りの授業を受けに戻った