赤が変えてくれた世界で#4 (ページ34)

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ジェシーside

手に温かさを感じながら、ゆっくり目を開けた。

病室に戻ったのかな？

見慣れた天井が目に映る。

北「あっ、ジェシー？わかる？」

北斗の心配そうな顔が見えて、続けて大我の顔を見えた。

ジ「ん、俺、生きてる、？」

北「うん。生きてるよ。大丈夫。」

大「危なかったけどね、笑」

ジ「、え？」

北「まぁちょっと待てって。酸素マスク邪魔だろうし、1回先生呼ばないと。」

ジ「じゅり、は？」

樹の姿が見えない。

すると大我が俺の横を見た。

大「横で寝てるよ。樹も手術成功だよ。さっきまで起きてたけどまた寝ちゃったね笑」

ジ「そっ、かぁ」

無事なら、ほんとによかった。

それがわかれば、俺もやっと安心できる。

北斗がナースコール押してくれて、先生が来た。

俺の状態を確認して、酸素マスクをはずしてくれた。

俺の腕にはまた点滴がつけられていて、どうやらまた少しの間絶職らしい。

あとは、移植された肝臓が俺に完全に馴染むまで待つだけ。

どうか適合してくれって願うだけだね。