赤が変えてくれた世界で#3 (ページ6)

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第13章ページ6

ジェシーside

文化祭を終えて、気持ちを切り替えて、

今の俺らは今度ある試合に向けて猛練習中。

そりゃ練習はキツイけど、バスケ部はマジで楽しい。

そして今日は、試合に向けた練習試合がある。

俺らは相手高校にお邪魔して、体育館で慣らしを始めていた。

先輩「集合ー」

全員「はいっ」

キュッキュッとシューズが擦れる音がして、全員がキャプテンの周りに集まる。

先輩「そろそろだから荷物をはしにまとめとけよ。まぁ今日は最初の練習試合だからそこそこ頑張る感じでいこーな！」

全員「はいっ！」

相手高校が強いのか弱いのかもわからないけど、キャプテンに言われた通り、そこそこ頑張ろう。

そこそこ頑張れで伝わってる俺らだけどね、笑

片付けてしばらくすると、ぞろぞろと相手高校のバスケ部が体育館に入ってきた。

人数は俺らとそんなに変わらないし、特別背が高い人もいなさそうだ。

少し安心笑

樹「え……ん？」

ジ「どうかした？」

横にいる樹が首を傾げてからそう聞くと、

樹「いや、気のせいだと思う。」

って言われた。気のせいって何が気のせいだったんだろ。

まぁそんなに深く聞くことでもないと思って、それ以上は聞かなかった。

あらかたの説明を受け、準備を整えて整列する。

さて、そこそこで頑張りますか！