赤が変えてくれた世界で#3 (ページ42)

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樹side

次に目が覚めた時には、もう朝だった。

ジ「おはよ樹」

樹「ん、おはよー」

ジ「腰大丈夫？」

樹「んー、大丈夫だよ笑。ジェシーちょー優しかったから、なんともないよ。」

ジ「そっか、よかった笑。行こっか、学校」

樹「うん！」

今日は朝練がないからいつもよりゆっくり登校。

が、

1限目が終わった時に、ジェシーが保健室に行った。

お腹が痛くなったらしい。

大丈夫かな、、

樹「俺一緒に行こうか？」

ジ「HEHE、大丈夫だよ。ノート頼める？笑」

樹「ふっ笑、了解！良くなったら戻ってきてね！」

でも、なぜか保健室に行く前にジェシーは俺を一度抱きしめた。

えっと、どうした？

保健室行くんだよね？

戸惑ったけど、ジェシーが抱きしめてくれるのは好きだから、俺を腕を回した。

ジ「よし、ノートよろしく！」

樹「あ、了解！」

俺はちゃんとジェシーの分までノートをとってたけど、

結局ジェシーは早退してしまった。

そんなに酷かったのだろうか。

今日は急いで帰ろう。

そう思いながら、俺は残りの授業を済ませた。

まさか帰ったらあんなことになってたなんて、

もちろんこの時の俺には知る由もなかった。