赤が変えてくれた世界で#3 (ページ40)

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樹side

俺の後にジェシーも風呂を済ませて、2人で寝る支度を終える。

すると、ジェシーが急に真面目な表情になって俺の方に体を向けてきた。

ジ「なぁ樹、」

樹「ん？」

ジ「ベッド、行こ？」

樹「もう寝る？いいよ〜」

いつもより早く寝たいのかな？

俺はリビングの電気を消してジェシーとベッドに行った。

でも、なんかいつもと様子が違うジェシー。

樹「寝ないの？」

ジ「うーん、ねぇ樹、抱かせて？」

樹「へっ？」

ジ「だめ…？」

んー、全然だめじゃないんだけどね、なんかジェシーが違うんだよね…

でも、あまりにも切なそうな表情で俺を見てくるから深くは聞けなかった。

樹「全然だめじゃないよ。だめなわけないからね笑」

ジ「HEHE…ありがとう、」

ジェシーは嬉しそうに微笑んで俺を優しくベッドに押し倒した。

嬉しそうに見えるけど、どこか切なそうなでもあるジェシーの表情。

探れない。

ジェシーが、ほんとは何を考えてるのか、俺にはわからなかった。