赤が変えてくれた世界で#3 (ページ37)

今日:14 hit、昨日:3 hit、合計:50,372 hit

・ページ37

北斗side

ジェシーは明日から入院することを決断した。

北「樹には、俺らからは何も言わないから、お前が決めろよ」

ジ「ん、わかってるよ。ほんと、ごめんね、」

大「入院費と手術費は、俺が負担するから安心しなね。そこはもう遠慮とかいらないからね。」

ジ「大我……ありがとう、」

北「俺もできるだけ見舞い来るからな。」

ジェシーは点滴を終えて帰る支度をする。

大「俺はこの後収録が入ってるんだよね。ごめんね。ジェシー、俺も来れる日に見舞い来るからね。北斗さん、ジェシーをお願いします。」

北「こちらこそ。ほんと、ありがとうございます。」

これから結構連絡取らないといけないだろうから、俺の携帯には“京本大我”の文字が入った。

なんだこれ、、

こんなことあっていいのかよ。ただの美容師があんな有名人と連絡先交換してさ。

京本さんが先に帰ったあと、俺もジェシーを連れて帰った。

すっかり遅くなってしまったけど、樹にはなんて言われるかな。

なんてジェシーは言いながら、車をおりた。

ジ「ほんとありがとう。北斗、俺頑張るからね。」

北「わかってる。樹のためにもな。樹に隠すのは俺もわかってたから、でも俺らには隠すなよ？」

ジ「HEHE、それも頑張るね。おやすみ」

北「おやすみ」

ジェシーが家に入るのを確認して、俺も家に帰った。

これからが戦いになるんだよな。

あいつは抱え込みやすいから

俺がしっかりしてないと。

ジェシーのお母さんにも連絡しないとだよな。