赤が変えてくれた世界で#3 (ページ12)

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北斗side

今日は店を閉めてる日だった。

買い出しにでも行こうと思った時、携帯が震えた。

表示された名前はジェシー。

なんだ？またなんかあんのか？

そんな気持ちで電話に出たけど、電話越しに聞こえたあいつの声はとんでもなく低くて、思わずジェシーなのか疑うほどだった。

ジ「北斗……」

北「え、ジェシー？お前か？」

ジ「ん、俺……。ねぇ、大変なことになった…」

北「え、まてよ、どうした？」

ジ「今○○病院の606号室にいるの。樹が…運ばれて、」

北「は？病室？だって今日は練習試合だろ？なんでそんなとこにいんだよ。」

ジ「それが…それがさ……」

電話越しじゃあとても話が繋がらない。

こりゃ行くしかないな。

てっきりめちゃくちゃ落ち込んだような声だったから試合に負けたのかと思ったりしたけど、

そんなんじゃなさそう。

北「ちょ、待ってろ。すぐ行くから。○○病院な？」

ジ「うん…そう…」

北「すぐ行くから。とりあえず切るぞ。」

ジ「うん、」

電話を切って、急いで病院に向かった。